ラグジュアリーな英国車「ベントレー」100周年記念限定シャンパンリリース！

by ensen-gourmet · 公開 2019年12月5日 · 更新済み 2019年12月5日

ラグジュアリーな英国車「ベントレー」100周年を記念して、シャンパーニュメゾン「コント・ド・ダンピエール」より限定キュヴェリリース！

【Bentley 100th Anniversary Cuvee Limited Edition Brut】

力強さとエレガンスを備えた、ラグジュアリーカーを代表するブランド、ベントレー。

1919年、W.O.Bentleyによって1919年に設立されてから100周年を迎えたことを記念し、コント・ド・ダンピエールより、「ベントレー・100周年アニバーサリー・キュヴェ・リミテッドエディション」が、2019年にリリースされました。

メゾン・コント・ド・ダンピエールは、設立当初よりクラシックカーとの結びつきが強かったこともあり、このベントレー100周年記念のシャンパーニュを手掛けました。なお、このキュヴェは、Crewe（クルー）での公式イベント、Pebble Beach concours（ぺブル・ビーチ・コンクール）、ニュー・ヨークでのパレードをはじめ、ベントレーモーターズ社が行う100周年記念イベントのほとんどの場所でサーヴされます。

このシャンパーニュは、この企画の為に、ビスポークスタイルで開発されました。

高名な特級・1級格付け村から選ばれたピノ・ノワールとシャルドネを用い、ベントレーのコンセプトのもと生み出された、限定生産品です。

創立者W.O.Bentleyが採用したエンブレム、ウイングBのオーナメントが付いた限定版のシャンパンストッパーとともに、オリジナルギフトボックスに納められ、全世界で販売されます。

【CHAMPAGNE　COMTES de DAMPIERRE】

〇700年以上の歴史を誇るダンピエール伯爵家
フランスでも最古の貴族の家系、ダンピエール伯爵家。13世紀にフランドル伯として名をあげたGuy de Dampierreは、フランス王家の家老としても活躍し、歴史にその名を刻んでいます。当時フランドル伯はブルージュや、シャンパーニュ地方のランスを管理していました。ランスは、歴代フランス王家の戴冠式が行われた地として、政治上非常に重要な街。このことからも、ダンピエール家がいかに重用されていたかが想像できます。

以後700年以上シャンパーニュ地方に結びつきを持ち続けたダンピエール家は、1880年、ボワソ家との婚姻をきっかけに、最上のシャンパーニュ造りを行うノウハウを手にします。

シャンパーニュ地方の名門ボワソ家は、数多くの有名メゾン、栽培家と深いつながりを持っていました。メゾンの設立者、オドワン・ド・ダンピエールの曾祖父は、この時以来、シャンパーニュ造りに関わることになりました。
1986年、オドワン・ド・ダンピエールは、とうとう家名を冠したメゾンを立ち上げるに至ります。

それまで、このダンピエール家のシャンパーニュは、訪れる来賓だけが味わうことのできる幻の品として、社交界の噂となっていました。食通で知られる大統領、フランソワ・ミッテラン氏は、このシャンパーニュをいたく気に入り、オドワンへ直接電話を掛け、大統領官邸であるエリゼ宮へ納入するよう要請した、という逸話も残されています。その後首相官邸であるマティニョンや国会、世界に散らばる45のフランス大使館でも使われるようになり、多くの三ツ星レストランにもオンリストされるようになりました。

〇クオリティへの情熱

「最上なシャンパーニュは、最上のブドウから生まれる。その最上のブドウは、優れた栽培家のみが生み出し得るものである。」

コント・ド・ダンピエールでは、畑と共に「人」を重視します。長い歴史の中で培った人脈によってもたらされたブドウ、それも1級と特級の優れた品質のシャルドネ種とピノ・ノワール種だけを使用します。
多くのキュヴェに使用されているシャルドネ種は、Avise(アヴィーズ)、Cramant（クラマン）、Oger（オジェ）、 Mesnil-sur-Oger（メニル・シュール・オジェ）そして、コート・デ・ブランのVertus（ヴェルテュ）からもたらされます。

一方、ピノ・ワール種は、モンターニュ・ド・ランスの宝石にも例えられる村、Bouzy（ブジー) とAmbonnay（アンボネ）からもたらされます。
コント・ド・ダンピエールへブドウを供給する栽培家は、創業以来変わっていません。伯爵が心底惚れ込んだ素晴らしいブドウを作るヴィニュロンと親密な関係を構築し、安定した品質のシャンパーニュを作ることを可能としました。

〇失われつつあるシャンパーニュの伝統「フィスラージュ」

Ficelage＝フィスラージュとは、コルクをボトルに留めておく伝統的技法で、熟練を要する難しい技術です。かつて、熟練の職人の手で、1時間に50本ほどのシャンパーニュが仕上げられたと言われています。

1735年、シャンパーニュをこよなく愛した当時の国王ルイ15世は、シャンパンの品質管理に関する法令を定めたことで知られていますが、このフィスラージュもその一つでした。

法令によると、シャンパーニュに封を施す際は、３本の麻紐を一つに縒り合せたものを使用せねばならない、とされていました。複雑な結び目でコルクをしっかりとボトルに結わえつける工程を２度繰り返すことで、上部にキリスト教の象徴である十字が現れます。

この伝統は第一次世界大戦まですべてのシャンパーニュに適用されていましたが、その後に現れた針金によるコルク留めが一般化するにつれ、次第に見られなくなっていきました。この失われた伝統技法を受継ぎ、守り続けているのがダンピエールのシャンパーニュです。

ダンピエールの各キュヴェは、現在においてもその技能を受け継いだ職人によって、ひとつひとつ手作業でフィスラージュが施されています。