【沖縄の酒蔵、忠孝酒造】沖縄復帰50周年企画『未来へつなぐ熟成プロジェクト』をスタート!

「沖縄テロワール泡盛」文化とともに「古酒熟成」文化を育みます。

『至高の熟成を極める』忠孝酒造株式会社(本社:沖縄県豊見城市、代表取締役社長:大城 勤)は2022年に迎える沖縄復帰50周年の特別企画として【未来へつなぐ熟成プロジェクト】をスタートします。

「至高の熟成を極める」忠孝酒造は、沖縄県豊見城市で泡盛造りをしている酒蔵です。

2022年は、沖縄本土復帰50周年という記念の年。

その特別な年が一つの節目となって、泡盛業界を超えて、沖縄の農産業、そして沖縄全体の活性化につながっていくことを祈念して。

忠孝酒造は「未来へつなぐ熟成プロジェクト」をスタートします。

復帰50周年を迎えた沖縄の今を醸し、未来へ熟成させる。
本プロジェクトでは、

(1)「沖縄テロワール泡盛」⽂化の育成とブランド化
(2)「古酒熟成」⽂化の認知度拡⼤、新たな体験価値の創造
の2本柱を中⼼に、様々な企画を⾏なっていく予定です。

『沖縄本⼟復帰50周年』という特別な年が、沖縄の⽂化発展のひとつの出発点となりますように。

そして、当社の取り組みがその⼀助として未来へ繋がっていきますように。

 

  • 「沖縄テロワール泡盛」文化・・・ 泡盛の原料米について

<泡盛の原料米>

泡盛は主にタイから輸入されたインディカ米(長粒米)を原材料とします。

インディカ米は日本の米と違い形が細長く固いのが特徴で、香味が良く泡盛製造に向いています。

一方で、泡盛の可能性を開拓するために国産米(短粒米)や県産米(短粒米~長粒米)を使用した酒造りに挑戦する泡盛メーカーも少なからず存在します。

そして、忠孝酒造もその取り組みを行う一社。
ですが、県産米を使用したテロワール泡盛は、安定供給や価格の面から未だ実験的取り組みでジャンルとして確立していないのが現状です。

<沖縄の稲作の現状>
国内において米の産地として有名なのは新潟や北海道、秋田など。
一方、沖縄は「米の収穫量が少ない都道府県」東京都に次ぐ第2位。

稲作に適した土地が少なく、台風が多いこと(米の評価が「塩がい米」になることなど)、輸送コスト、米国領扱いの時代の影響など要因は様々です。
「沖縄テロワール泡盛」の一番の課題は、県産米の安定供給にあります。

※農林水産省「令和3年産水陸稲の収穫量」参考
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kome/index.html

  • 「沖縄テロワール泡盛」文化・・・ 忠孝酒造のこれまでの取組み

<2007年>
実は2007年から当社では県産米を使用した『沖縄テロワール泡盛』造りを実験的に行っています。
酒質としては、風味豊かで質も高く今後が期待できる仕上がりとなりました。
しかし、契約農家さんが米の生産を辞めたこともあり、一過性のプロジェクトとなりました。

<2018年>
出荷数量が減少し続ける琉球泡盛の海外輸出を促進するために国や県の支援のもと、官民一体となった『琉球泡盛海外輸出プロジェクト』が2018年から立ち上がりました。
その一環として泡盛のブランド価値を高めるため、地域に根ざした原料調達「テロワール」を実現することが極めて重要な課題と認識され『琉球泡盛テロワールプロジェクト』が始動。

忠孝酒造もこのプロジェクトに当初から加わり、県産米を用いた泡盛の試作に挑戦して参りました。
一方で、このプロジェクトで生産された米によるテロワール泡盛は「海外輸出限定」という制約がありました。

<2022年>
今年になり『琉球泡盛テロワールプロジェクト』による県産原料米の収量が順調に増加した流れで、海外輸出のみに限定されていた『沖縄テロワール泡盛』の国内販売がいよいよ解禁となりました。

その流れを汲み、当社も本プロジェクトを皮切りに国内外へ向けた『沖縄テロワール泡盛』への取り組みを加速させていきます。

  • 「古酒熟成」文化・・・認知度拡大、新たな体験価値の創造

「家酒家宝」といって沖縄には各家庭に宝として秘蔵の甕熟成古酒が眠っており、それが代々受け継がれていくという文化がありました。
「各家庭で古酒を育てる」という酒の熟成法は世界的にみても稀で、沖縄の至宝ともいえる貴重な文化ですが、その認知度やイメージには課題があります。

忠孝酒造の一番の個性は【蔵元でありながら窯元でもある、世界唯一の酒蔵】であること。

『至高の熟成を極める』という想いとともに。
沖縄ならではの「古酒熟成」文化を次世代につなぎ、世界に誇る沖縄の宝として世界中の方々に楽しんで頂ける未来を目指して。

「古酒熟成」文化の認知度拡大、新たな体験価値の創造に取り組んで参ります。

  • 今後の展望について

<「沖縄テロワール泡盛」の商品化>
県産原料米の安定供給が一番の課題となっていましたが『琉球泡盛テロワールプロジェクト』の国内販売が解禁され、国内向けの商品化が可能となりました。

地域に根ざした原料を使用し、地域のメーカーにより醸され、まずはその土地で楽しまれ愛される酒に。
米質とあった製造方法を模索しながら、一般販売に向けて取り組んで参ります。

写真はイメージです。

写真はイメージです。

<「沖縄テロワール泡盛」の試飲体験>
沖縄においても、県産米のテロワール泡盛を試飲できる場所はほとんどありません。
「どんな香りか?どんな味わいか?まずは試してみたい!」
そんなニーズに応え、より身近に沖縄テロワール泡盛を感じていただくために「くぅーすの杜 忠孝蔵」(忠孝酒造直営の観光施設)で試飲体験ができるようなサービスを進めて参ります。

「くぅーすの杜 忠孝蔵」内観

「くぅーすの杜 忠孝蔵」内観

<沖縄県内初の「テロワール泡盛専門蒸溜所」計画>
テロワール泡盛を一つのジャンルとして確立し、ブランド価値を高めていくために。
沖縄県内で初の「テロワール泡盛専門蒸溜所」を計画しています。
どんな米を使用し、どんな方法で泡盛が製造されていくのかを学びながら、酒造り体験もできる。
沖縄の風土や歴史を感じられるような、夢の蒸溜所の実現へ取り組んでいきます。

その他、
(1)「沖縄テロワール泡盛」文化の育成とブランド化
(2)「古酒熟成」文化の認知度拡大、新たな体験価値の創造

の2本柱を中心に、様々な企画を行なっていく予定です。

  • 忠孝酒造とは

1949年に沖縄県豊見城(とみぐすく)の地で創業。
当社一番の個性は【蔵元でありながら窯元でもある、世界唯一の酒蔵】であること。
『至高の熟成を極める』という想いから、平成元年に業界で初めて熟成甕の研究を開始し、窯元としても33年の歴史を持ちます。
『泡盛文化の継承と創造』を基本理念とし、泡盛の新たな可能性を追求するとともに、さらなる進化に向かって挑戦し続けます。

■公式サイト&SNS
公式サイト: https://www.chuko-awamori.com/
オンラインショップ: https://chuko-online.com/
Instagram: https://www.instagram.com/chukoshuzo_okinawa/
Twitter: https://twitter.com/chukoshuzo
Facebook: https://www.facebook.com/chukoshuzo

■ 会社概要
名称 :忠孝酒造株式会社
代表者:代表取締役社長 大城 勤
所在地:沖縄県豊見城市字名嘉地132番地
設立 :1949年(昭和24年)

【本サイトに関するお客様からのお問い合わせ先】
忠孝酒造株式会社 広報担当:徳田
e-mail:call@chuko-awamori.com



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