飛騨高山の重要文化財建築「日下部民藝館」が、隣接する離れを改修。ゲストを「日下部家の客人」としてもてなす、ラグジュアリーヴィラ「谷屋 TANIYA」を2022年 秋オープン!
この地で300年以上の営みを紡いできた名家「日下部家」が、1日1組限定のヴィラをオープン。開放的なプライベートラウンジを備えた空間で、13代目当主の大切なお客様として特別な時間を提供します。
風光明媚な町並みが残る観光地、飛騨高山。旧市街地に位置する日下部民藝館は、離れを改装し、より深い文化体験をしていただくためのラグジュアリーヴィラ「谷屋」を今秋オープンします。
新たに暖簾をかけるこの宿では、ゲストに「日下部家の客人」として滞在いただくことをコンセプトに、森を中心とした自然の豊かさを体験できる特別なプログラムのご案内や、飛騨高山を代表する料亭がお客様のためだけに腕をふるうひとときをご提案させていただきます。
また夕刻以降は、隣接する重要文化財「日下部民藝館」を貸し切り、プライベートラウンジとしてご利用いただくことが可能です。民家建築の最高峰ともいわれる豪快な梁組みと広い土間は、代々の当主たちが守り抜き、このまちに息づく伝統美を感じられる空間です。日下部民藝館の真の価値は、空間に差し込む光と生まれる影のうつろいを感じながら、当主とお酒を交わし、ゆったりと過ごしていただいてこそ実感していただけるもの。
大きな囲炉裏を囲んでのお食事、音楽の演奏や、芸者さんのお座付きの手配をはじめ、飛騨高山の文化複合施設としてここでしか得られない体験を提供いたします。
江戸時代初頭に築かれた、高山城城下町の面影を今に残す飛騨高山。
旧市街地に位置する国指定重要文化財「日下部家住宅」は、13代つづく商家の町家建築として現存する貴重な建造物です。
本施設は隣接する「吉島家住宅」(同じく重要文化財指定)と共に、江戸時代の大工仕事の粋を集めた建築として一般公開する一方で、飛騨地方を中心とした伝統的な手仕事や伝統美を伝える文化施設「日下部民藝館」として展示・公開しています。
このたび、日下部民藝館は隣接する町家建築を改装し、伝統的建造物保存地区の町並みの中で今までになかった文化体験をしていただくための宿泊施設「谷屋」をオープンします。
谷屋外観
谷屋の土間吹き抜け
高山の町屋ならではの二階の覗き障子
■「谷屋」のスペシャリティ
谷屋に宿泊されるゲストの最大のスペシャリティは、この街で長く暮らしを営んできた名家「日下部家」にお招きした主客として、飛騨での時間を心地よく、豊かにお過ごしいただくことです。
自然光が注がれる中庭に面した極上の檜風呂を備えた客室内での快適で自然に則した健康な時間はもちろん、重要文化財の日下部民藝館を貸し切った特別な時間、そして、旦那衆である日下部家を通して出会うことができる人々との触れ合いから、飛騨高山のまち・そこに住まう人々の営みを感じられる滞在を提供いたします。
また、ご宿泊いただく皆様には、飛騨の奥深い魅力をご案内するオリジナルプログラムにご参加いただくことも可能です。
飛騨高山や白川郷をはじめとした歴史に触れるガイドツアーはもちろんのこと、豊かな森林資源に恵まれ、その自然環境に生かされてきた飛騨人たちが育んだ、「木」を中心とした文化と自然の奥深さを知ることができるアクティビティを複数ご用意しています。
樹齢2000年のイチイの原生林
プライベートガイドの案内で宿泊客だけのためのショートトリップ
■豊かな旅の目的地として
北アルプスの山々に囲まれた自然、縄文時代から連綿とつながる歴史と町並み。京や江戸の文化と混ざり合い、独特に育まれてきた風土が今でも感じられること。
飛騨高山は国内外から旅人が集まる観光名所ですが、あるがままの自然、風土に揉まれ、育まれてきた人々の日常の中にこそ、真の美しさがひそむのではないでしょうか。
飛騨に旅してこられる方々に、この魅力を五感で堪能していただく。
それこそが、私たちにできる最高のおもてなしだと考え、日下部家住宅に隣接する離れを、宿としてご提供いたします。
名を「谷屋」。江戸時代、日下部家が商家だったころの屋号が、この秋に蘇ります。
ようこそ、飛騨高山へ。
「谷屋」2022 秋 オープン
webサイト:https://taniya-hida.com/
事業パートナー:
建築設計:森田一弥建築設計事務所
建築施工:株式会社井上工務店
アクティビティ企画協力:株式会社エピキュリアン、笠原木材株式会社 飛騨一宮水無神社、飛騨一宮 宮笠保存会、 位山・イチイの森を守る会、宮大工 小野庄一郎、 民宿甚左衛門、飛騨市畝畑 塚本東亜子、 国府町 佐野ライス 他(順不同 敬称略)
室礼協力:やわい屋
翻訳編集 / 業務アドバイス:M&Company Inc.
写真撮影: 山本純一
デザイン協力: sheep design Inc.
※他飛騨地域の多数の方々
オープン時期:2022年秋(10月10日予定)
ご予約開始:7月下旬予定
場所:〒506-0851 岐阜県高山市大新町1-55
問い合わせ先:
電話:(0577)32-0072
メール:contact@taniya-hida.com
担当:日下部暢子
重要文化財日下部民藝館の敷地内にある谷屋
日下部民藝館内 日下部家の大切なお客様としてお迎えいたします